うちの会社が「日本品質」をうたっているが、その意味をよく理解
できないので、読んでみた。
結論としては、日本の品質は悪くなっていないが、品質とは物理的
なものではなく、噂的なものであるため、情報操作を日本は学ぶ
べきだということ。
その点、筆者は、「品質管理」ではなく「情報管理」を徹底しろと
言っている。
また、電子製品はメカ中心から、ソフトウェア中心になっている。
メカであれば、設計によって品質は保たれるが、ソフトウェアの
バグは洗い出すことができない。
そのように、技術の核の部分が変遷していくなかで、どうしても
品質が下がってしまう状態は避けられないとも言っている。
ユージュアル・ジャパンも日本品質だという話もあった。
例えば、日本のデパート1階の化粧品売り場で、店員が化粧を
してくれるサービスとか、ラッシュでもほとんど時間通りにくる電車
とか、クール宅急便とか、日本では普通だと思われていることが、
海外では驚くべきサービスだったりする。という話。
コストでは勝てないから、機能的価値ではなく情緒的価値を持った
ものを作って、海外のお金のある人達へ売りましょうという内容だった。
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他の人のレビュー
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20101221/355492/
http://blogs.itmedia.co.jp/global20/2010/10/post-2a20.html
http://www.nikkeibook.com/book_detail/31642/
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