2009年頃のちょっと昔のクラウドについて述べられた本。
こういう本を読むと、NTTはやっぱり海外のIT企業に追いつけないと
思ってしまう。
Googleでは1800台のサーバが1単位として運用されていて、
1年目に1000台が壊れるらしい。
部分的な不良を含めての数字だとは思うが、
日本人の感覚からすれば壊れ過ぎ。
壊れてもいいから、できるだけ安いサーバを使っているのだろう。
富士通の部長さんと話したときに、
壊れてもいいから安いサーバが欲しいと言ったら、
そんなものはない。売り物にできない。と言っていた。
事実そうなんだろうが、それではダメだろう。
この本にも同じような言及があるが、
『イノベーションのジレンマ』という本には、
大企業は既存顧客・既存ステークフォルダのために、
ビジネスを高価格・高品質な方にシフトさせていき、
身を滅ぼすという法則が書かれている。
この本を読んで、
NTTや富士通は、そういう方向に向かっていることを再認識した。
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他の人のレビュー
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/04/28/5186
http://www.phas.jp/2009/03/post_148.php
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