いくと考えられる。ヒト・モノ・カネ・情報に次ぐ第五の経営
資源がデザインであると考えている経営者もいる。
しかし、日本の大企業にデザイナー出身の経営者がいる企業は
日産ぐらいである。では、企業が、実際にデザイナーと関わって
いくためには、どのようにすればいいか。
ということが筆者の経験を踏まえて書かれている。
日本のデザインより、北欧のデザインの方がすばらしいと思う人
もいると思うが、それを選ぶことができる能力が日本人には、ある。
何が言いたいかというと、日本のデザインがよいか悪いかはわか
らないが、日本人は少なくとも、よいデザインと悪いデザインを
区別できる力を持っている。
それは、おそらくよいデザインに囲まれているからであり、という
ことは、よいデザインを作ることができる日本人もいるということ
だろう。
ちなみに、欧米では、日本のデザインが異質なものに感じられる
らしい(これはこの本の話ではなく、どこかで昔聞いた話)
我らがベンツのデザインを異質でかっこいいと思うように、
欧米人はレクサスのデザインを異質でかっこいいと思うらしい。
それで、本題のデザイナーとのかかわり方だが、基本口コミしか、
つてがないらしい。そして相場はあるが、定価はないため、指値
で指定すればいいとのこと。
その指値でできることを相談しながらやっていきますよ。という
ことらしい。具体的な方法は、この本を読むとよくわかるはず。
また、この本は、これからの自分のキャリアを考えさせてくれた。
いい本に出会ったと思う。
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木全賢のデザイン相談室
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