大企業の社長が社員に対してどのような思いを持っているかが
書かれている。
社員と経営者や管理職は役割を分担している。
しかし、ある管理者を助けている社員は、
他の管理者を助ける別の社員を助けようとしない。
経営者からみれば、そこは助け合って欲しいのだが、
それは、自分と自分の成果のために必要のないことで、
ミッションであるにもかかわらず、ミッションと認識いづらいため、
できない。
それを数ある階層構造の中で、どのようにしていけばうまくいくかを
筆者は悩んでいるのだろうと思った。
また、もうひとつ、この本の中で大きく語られていることは、
人材の概念についてだ。
金融資本を使ってビジネスをして、金融資本を増やすという考え方は、
お金が足らなくて、人が足りていたときの話で、
今は、人が足らなくてお金が足りているから、
これからは人的資本、知的資本の増大がミッションだ。と述べている。
それをうけて、これからの知識社会においては、
規模拡大の最大のメリットは、コスト削減ではなく、
知識総和量の拡大となるでしょう。と言っている。
そして、そのためには、ビジネスとプライベートの垣根を
なくすべきだと言っている。
自己実現ができる場所にするべきだということと、同義なのかもしれない。
-------
他の人のレビュー
http://ameblo.jp/mar63362/entry-10943457384.html
http://www.jpc-net.jp/cisi/mailmag/m173_pa7.html
コメントを投稿