訳者も同じ「大前研一」さん。
2005年に書かれたちょっと古い本。
グローバル化で、途上国に仕事が移されていき、
機械やコンピュータが、人がやっていた仕事をやるようになった。
だから、先進国の人は自分の仕事がなくならないように、
という内容。
現実に、医者や弁護士、
取って変わられているらしい。
筆者が考えるこれから必要な能力は、2種類あって、
「ハイ・コンセプト」と「ハイ・タッチ」と呼んでいる。
ハイ・コンセプトとは、何かを創り出したり、
ハイ・タッチとは、人と共感したり、他人のらしさを活かす能力。
つまり、何かを創り出すことと、人と話すこと以外、
それをするために、鍛えるべきは、
「デザイン」、「物語」、「
それぞれについて詳しく述べられている。
あと、おもしろいと思った内容
・いまの義務教育で教えられているようなことは、
・西欧諸国の言語では、
したがって、
・生活水準は10年単位でどんどん向上してきたのに、
・アメリカではこの10年間で、
10倍に増えている。(P.
・ハイ・コンセプトな国が世界最大の経済国家になるだろう。(
・トースターのにとって1日の1%が実用性を発揮する時間で、
・観念的に言えば、人間は論理を理解するようにできていない。
・大多数の女性が赤ん坊を体の左側であやすのは、
・職場でテレビゲームをすると生産性が向上し、
・職場で交わされるジョークは、
同じぐらい、もしくはそれ以上に、
はっきり示してくれる。(P.
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他の人のレビュー
http://d.hatena.ne.jp/octavarium/20090305/p1
http://blogs.itmedia.co.jp/kudou/2007/06/post_653f.html
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