これからの働き方で必要なモチベーションの考え方を
モチベーション3.0として提案している本。
モチベーション3.0とは楽しいからやるということ。
モチベーション2.0とは、怒られるから、お金が欲しいからやるということ。
富士山に登るとき、友達に置いていかれたら帰れなくなる
と思って頑張るのが2.0、登るのが楽しくて登るのが3.0。
お金がないと困るから仕事するのが2.0、
仕事が楽しくて残業代なくてもいいから働きたいと思うのが3.0。
とてもわかりやすく、この本を読んだ後、
今自分がモチベーション3.0で物事をおこなっているのか、
モチベーション2.0で物事を行っているかを認識しながら
行動するようになった。
二因性理論(動機付け・衛生理論)という、モチベーションを
下げる要因と、モチベーションを高く保つものは異なるという
考え方の、モチベーションを高く保つ方をモチベーション3.0
としている。
面白いとおもったのは、クリエイティブでない仕事は2.0の方が
3.0より効果がある(多くのお金をもらえたり、罰を与えられる
状況の方が頑張る)。
しかし、クリエイティブな仕事は、欲に目がくらむとできない。
実験の結果を見ても、報酬のない時の方が、クリエイトする
ために必要な時間が短く、クリエイトしたものの質がよかった。
現代社会は、単純作業は機械が行うようになってきていて、
先進国ではクリエイティブな業務が多くなっている。そのため、
モチベーション3.0の働き方が重要だと説いている。
実際、アメリカでは、L3C(low-profit limited liabirity corporation)
という低収益有限責任会社という、新しい企業形態が表れつつある。
「営利目的の企業のように運営されて、ささやかな利益を生み出すが、
主な目的は、有意義な社会的利益を提供することである」ということらしい。
この3.0の考え方によると、googleなどが行っている勤務時間の何割か
を普段の業務と関係のないことに割り当てることによって新しいサービス
が開発されるのは理にかなっていることになる。
また、普段、仕事とプライベートの両立をするべきで、仕事でのストレス
はプライベートで解消しましょうという話をよく聞くが、娯楽より仕事の方が、
フロー(楽しくて深く集中している状態)の状態に達しやすいことも研究で
わかったそうだ。
モチベーション2.0(アメとムチ)の致命的な7つの欠陥
・内発的動機づけを失わせる
・かえって成果があがらなくなる
・創造性を蝕む
・好ましい言動への意欲を失わせる
・ごまかしや近道、倫理に反する行為を助長する
・依存性がある
・短絡的思考を助長する
本書の最後には、筆者自身によるまとめも記載されている。
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他の人のレビュー
http://www.lifehacker.jp/2010/07/100707cloudreading30_1.html
http://blogs.itmedia.co.jp/kichi/2010/07/30-25b0.html
http://ca.reviewplus.jp/motivation3/
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