民主党のブレーンと言われている榊原英資の本。
竹下平蔵と対談したときに、日本は大きな政府になるべきだと
しきりに言っていたので、その理由を知りたいこともあって読んでみた。
フランスは大きな政府なのだが、
その中でどのような政治を行っているのかが書かれている。
あまり、フランスの政策のことをよく知らなかったが、
大きな政府がどのようなものなのかがよくわかった。
スウェーデンが福祉国家なのは有名だが、実はスウェーデンの人口は
900万人程度で、とても小さい国だからそれができている。
日本人は1億人以上いるため、どうしてもそれと同じモデルは採用しにくい。
フランスには6000万人国民がいるので、日本の半分ではあるが、
ある程度モデルにしやすいだろうと述べられている。
なぜ、大きな政府がいいかというと、小さな政府だと貧富の差が
大きくなるから。
小さな政府だと競争力が高まるというのも、本当かどうかわからない
ということらしい。
確かに、アメリカのように自己責任で負け組勝ち組が決まる世の中は
日本には似合わない気もする。
この人の考え方には、ベーシックインカムの考え方に似ているな
という印象があった。
個人的にあまりベーシックインカムには賛成しないが、もしかすると、
そうした方が健全な世の中になるのかもしれない。
あと、この人の国債をどんどん発行すればいいという考え方も、
あまりしっくりこなかった。
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